お正月を彩る「冬のこども華道教室」を開催しました

2025年12月25日(木)、豊橋市三の丸会館にて「冬のこども華道教室」を開催しました。

本教室は毎年恒例の行事として、小学生以上のこどもを対象に開催してきましたが、今年は対象を年中さんから参加可能に変更。また、希望があれば保護者もお子さまと一緒に、同じ花材を使って体験できる形式へと内容を広げました。

講師には、豊橋華道連盟の先生方8名をお迎えし、「お正月飾りのお花」をテーマに、水引、大王松(だいおうしょう)、金柳、黄菊、スプレーカーネーション、葉ボタン、南天の実など、華やかでお正月らしい花材をご用意いただきました。

お正月らしい花材が並ぶ制作前の様子

教室のはじめには、「足を崩してくださいね」「分からないことがあったら、是非近くの先生に気軽に声をかけてください」と、先生方がやさしく声をかけてくださり、会場は自然とリラックスした雰囲気に包まれました。

実際に活け始める前には、約20分間の座学の時間が設けられ、生け花の歴史や節句とお花の関係、お花の道具について分かりやすく教えていただきました。「図工のはさみではお花は切れないので、花ばさみの方がきれいに切れます」といった実践的なお話に、子どもたちは興味深そうに耳を傾けていました。

その後、剣山や花ばさみといった本格的な道具を使い、先生が前でお手本を活けながら制作がスタート。
枝が太く硬い大王松を剣山に刺す場面では、先生に手を添えてもらったり、親子で協力しながら挑戦する姿が見られました。

先生の見本
大王松(だいおうしょう)を刺し終え、黄菊を活けていく

また、「活けるときは必ず両手で」「お花は“顔”なので、どの向きが一番きれいに見えるか考えてみてください」といったコツを教わりながら、子どもたちは真剣な表情で試行錯誤。頭が重く垂れやすい南天の実も、工夫を重ねて上手に活けていきました。

親子で相談し合ったり、先生とにこやかに会話を交わしながら進める制作の時間は、とても和やかで温かな雰囲気でした。

真剣に制作に取り組むこどもたち

仕上げには、先生方が用意してくださった紅白と金色の水引を飾り、作品が完成。同じ花材を使っていても、どの作品も個性豊かな仕上がりとなりました。

水引を飾り仕上げをする様子

完成後は、自分の作品をスケッチしたり、参加者同士で作品を見て回る鑑賞の時間を設け、最後には写真撮影タイムも。その場でスマートフォンで作品を撮影したり、床の間に作品を運んで、お子さんと並んで記念撮影をする姿も見られ、思い出に残るひとときとなりました。

完成した作品をスケッチして観察
他の参加者の作品を鑑賞

終了後は、活けたお花を剣山から外し、ご自宅へ持ち帰っていただきました。ご家庭でもあらためてお花を活け直し、華道の制作を再び体験しながら、お正月飾りとして飾っていただけるようにしています。当日だけでなく、新年を彩るお花として、ご家族で愉しんでいただけたらと思います。

今回の体験が、華道に親しむきっかけとなり、また次回も参加してみたいと思っていただけたら幸いです。

(※写真は午前の部の風景です)


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