7月29日(火)から31日(木)までの3日間にわたり、「津軽三味線の部」を津軽三味線雅會の鈴木啓詠さん、木下真友美さんを講師に迎えて開催しました。定員10名のところ、15名の応募がありましたが、講師の方々のご厚意により、全員が参加できることとなりました。
初日は三味線の構え方やバチの持ち方など、基本の姿勢や所作をしっかり学ぶところからスタート。2日目も引き続き、糸を押さえる位置や音の出し方など、基礎を丁寧に練習しました。
そして最終日となる3日目には、いよいよ「きらきら星」に挑戦。楽譜は使わず、先生の言葉と手の動きを頼りに、順番に音の位置を覚えながら練習し、少しずつ曲のかたちが見えてきました。
少し苦戦する場面もありましたが、しっかりと力強い音が出ている子もたくさんいました。次第にひとつの曲として響き始めたときの子どもたちの表情は真剣そのもの。津軽三味線を弾いているという実感を、子どもたち自身がしっかり味わえたことでしょう。
ちょうど「曲を弾けるようになってきた!」というところで教室が終了となったため、もう少し続けたかった…と感じた子もいたかもしれません。それだけ、三味線に興味を持ってくれた証なのだと思います。
講師の皆さまのあたたかなご指導のもと、充実した教室となりました。子どもたちにとって、日本の伝統楽器にふれる貴重な体験となったことでしょう。
来年の開催も、どうぞお楽しみに!