7月23日(水)から6日間にわたり、伝統文化こども教室「剣詩舞の部」を開催しました。最終日の8月28日(木)には、参加した子どもたちによる成果発表を行いました。
毎年、剣詩舞の部の講師は、豊橋に本部を置く日本壮心流の入倉昭星さん、入倉壮星さん、入倉昭山さん。宗家をはじめ実力者ぞろいの先生方が指導を務めてくださいます。初日にはデモンストレーションが披露され、音楽に合わせた刀の舞の美しい所作と力強さに、子どもたちも保護者の皆さんも思わず引き込まれていました。
やはり刀には特別な憧れがあるようで、初めて刀を腰に付けてもらった子どもたちは、少し緊張しながらも嬉しそうな表情を浮かべていました。その姿から、お稽古への期待感が自然と伝わってきます。


稽古はまず礼式から始まり、基本の「運足」で体幹を鍛えることからスタートします。これは毎回欠かせない大切な基礎。そこから人気曲「紅蓮華」に合わせた舞の振りを少しずつ覚えていきました。歌詞に合わせて情景を思い描きながら動きを学び、先生方の美しい舞姿を懸命に真似する姿がとても印象的でした。


上段の構えや水面切りといった心を躍らせる型、動作に子どもたちの目が輝きます。日を重ねるごとに仲間同士の距離も縮まり、先生方との関わりも和やかになって、稽古場には笑い声が増えていきました。舞の要所で響く気合、掛け声も力強さを増し、全体の動きにメリハリが出てきたように感じます。稽古を重ね、姿勢も美しくなってきました。


迎えた最終日、子どもたちは2チームに分かれて成果発表を行いました。緊張の中でも、6日間で学んだ舞を力強く美しく披露し、会場からは大きな拍手が送られました。
この教室をきっかけに剣詩舞を続け、愛知県予選さらに中部地区大会で優勝し、全国大会優勝を目指している子どももいます。今回の体験もまた、子どもたちの未来へとつながる大切な一歩になったことと思います。
次回も多くの子どもたちの挑戦をお待ちしています!